猫の歴史と特徴
愛玩動物飼養管理士の知識
愛玩動物飼養管理士の資格は「ペット共生住宅管理士」の受験に必要です。
日本人とペットと歴史
ペットとしての飼養のはじまり
日本人の庶民の間で犬や猫がペットとして飼養されはじめたのは、以下の時期とされています。
犬:江戸時代中期ごろから(古くは縄文時代から)
猫:室町時代ごろから(古くは平安時代から)
平安時代は一部の貴族の間でのみ猫が飼養されていました。
私たち猫の方がペットとしての歴史が長いんだね!
飼われはじめた目的
犬と猫が飼われはじめた目的はそれぞれこのようなものだったとされています。
犬:主に猟犬や番犬として(諸外国と同じ)
猫:主に愛玩目的(諸外国では「ネズミ退治」が一般的)
愛されるために生まれてきました!
猫とはどんな動物か
動物学的な特徴
- 猫の動物学的な正式の和名は「イエネコ」、学名は「フェリス・カトゥス」
- イエネコの祖先種はリビヤヤマネコ
- ネコ科の動物は単独でなわばりをもつ(プライドという群れを作って生活するライオンは例外)
- 猫の仲間はほぼ完全な肉食である
ご先祖様はリビヤヤマネコです
猫の身体的な特徴
体型
- 犬に比べ、品種による大きな違いは少ない
犬はチワワからグレートデーンまで色んな大きさがいるよね
鼻および嗅覚
- 嗅覚は非常に発達し、なわばり・飼主などをにおいで判断
- 鋤鼻器(ヤコブソン器官)→上顎前歯の内側上方にある嗅覚器官
- フェロモンの分泌場所→口唇の両側、顎の下、爪、肉球、尾、肛門腺にある臭腺
前歯の裏の口の中にヤコブソン器官があるよ
耳
- 聴覚は猫の五感の中で最も優れている
- 耳介に多数分布している毛細血管による体温調整
- 内耳の三半規管の発達によるバランスの維持
- 人よりも高周波(65,000Hz)の音を聞き取れる
人には聞こえない何かを聞いています
ひげ
- 猫の重要な感覚器(獲物や障害物を感知)
- 感情表現の道具
ひげはかわいいから付いてる訳じゃないよ
眼
- 瞳孔は縦長で光に敏感→(暗い所では大きく、明るい所では細くし、光の量を調整)
- タペタクの発達(わずかな光を効率よく利用)
- 水晶体が大きいので焦点の調整がうまくできず、人に比べ視力が弱い
- 光の3原色うち青と緑は認識できるが、赤は認識できない
実は赤が見えません
歯
- 犬よりも肉食傾向が強いため、肉を切り裂く臼歯が強大
- 乳歯:生後2~3週間で生え始め、8週目までに生えそろう
乳歯総本数:26本
- 永久歯:3~6ヶ月の間に永久歯に生え替わる
永久歯総本数:30本
切歯:上下6本ずつ
犬歯:上下2本ずつ
前臼歯:上6本、下4本
後臼歯:上下2本ずつ
私はイチゴも好きだよ
脚
- 前肢の指は5本、後肢の指は4本
- 獲物を押さえ込む時以外は爪を引っ込めている
- 肉球:汗腺が分布→緊張時に汗をかく、温度に敏感
後ろ足には親指がないよ
尾
- 跳躍・疾走時のバランスを維持
- 感情表現
ボブテイルでも感情表現するよ
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