賃貸不動産に関する社会状況
賃貸住宅ストックの状況
まずは、日本の平成25年の不動産の状況について、見てみよう
所有関係別の分類
平成25年の総住宅数は6,063万戸あったよ!
この住宅は所有者によって持家と借家に分けられるよ!
借家は更に4つに分類されるんだって
- 公営の借家(県営住宅、市営住宅など)
- 都市再生機構(UR)・公社の借家
- 民営借家(民間のアパート・マンション)
- 給与住宅(社宅・公務員住宅など)
所有関係別の概数と割合
所有関係 概数
- 持家 3,217万戸
- 民営借家 1,458万戸
- 公営の借家 196万戸
- 給与住宅 112万戸
- UR・公社の借家 86万戸
住宅の中で一番多いのは持家で、次に多いのが民営借家なんだよ
居住状況による分類
住宅は居住世帯の有無でも分類されるよ!
空き家もそれぞれ分類があるんだって!
- 二次的住宅(別荘、セカンドハウスなど)
- 賃貸用の住宅
- 売却用の住宅
- その他の住宅
居住状況別の概数と割合
居住状況 概数
- 居住世帯のある住宅 5,210万戸
- 賃貸用の住宅 429万戸
- その他の住宅 318万戸
- 二次的住宅 41万戸
- 売却用の住宅 31万戸
- 一時現在者のみの住宅 24万戸
- 建築中の住宅 9万戸
*青字が空家
空き家の現状
空き家の中でも賃貸用の住宅が空き家全体の半分以上(52.4%)になってるんだね
賃貸住宅フローの状況
住宅着工統計
住宅のフロー(増減)についてみるときは、国土交通省から毎年発表されている住宅着工統計のデータをみるよ
このデータから見ると貸家の着工は次のように変化してるよ!
- 昭和56(1981)年 急激な増加
- 昭和62(1987)年~ バブル期にピーク
- 平成3(1991)年 生産緑地法の改正で着工増加
- 平成23(2011)年 回復基調に
賃貸住宅をとりまく社会の状況
人口減少、高齢化
次に人口減少や高齢化について見てみよう!
国土交通省が公表している「平成28年度 住宅経済関連データ」より
- 日本の総人口は、平成22(2010)年の約1億2,806万人をピークに減少し、2060年には約8,674万人まで減少する見通し。
- 2010年の高齢者(65歳以上)人口は約2,925万人で、高齢化率は22.8%。
- 2040年には高齢者人口は約3,868万人(高齢化率は36.1%)、2060年には高齢者人口は約3,464万人(高齢化率は39.9%)に達するとされる。
日本はどんどん高齢化が進んでいるんだね
バリアフリー化の必要
総人口が減少し続ける反面、高齢者人口は増加する高齢化が進行すると、高齢者等でも利用しやすい設備のある住宅(バリアフリー住宅)の必要性が高まります。
住宅・土地統計調査だと、バリアフリー住宅は2,654万戸あって全住宅の50.9%だよ
けっこう住宅のバリアフリー化が進んでるんだよ!
- 手すりがある(40.8%)
- 段差のない屋内(21.4%)
- またぎやすい高さの浴槽(20.7%)
- 廊下などが車いすで通行可能な幅(16.2%)
などが挙げられます。
耐震改修などの必要
日本は木造住宅が多いから、これから来そうな巨大地震に備えた耐震改修の必要性が高まってくるよ!
オンライン講座
賃貸不動産経営管理士は実務をしている方に有利な資格です
不動産の未経験者が独学で勉強するのは難しそう💦
そんな人はオンライン講座を受けるのもアリだね
<広告>
コメント