建物について
建物に関すること
構造
木造
木材は湿気に弱く、含水率が上がると強度が落ちる。したがって基礎の立上がりをとる必要がある。
木造の家の下に良く猫やタヌキが入ってたりしますよね
単純が最強
木造建物は、建物の形態を単純にした方が、耐震、耐風的な構造となる。
集成木材構造
集成木材構造は、集成木材で骨組を構成したもので、無垢材に比べて強度性能にばらつきがないという利点から大規模な建物にも使用されている。
一本の木から取り出した無垢材と比べて集成木材が品質が安定しているよ
トラス構造
トラス式構造は、三角形を基本単位として、その集合体で構成される構造のこと。
壁式構造
壁式構造は、柱と梁ではなく、壁全体で建物を支える構造である。
柱や梁がないからラーメン構造より簡単につくれるよ!
アーチ構造
アーチ式構造は楕円形の梁を用いたり、天井が楕円形になっている構造であり、スポーツ施設のような大きな空間を構成するのに適している。
サッカースタジアムとかなんとなく、楕円形のイメージあるよね
鉄骨造
鉄骨造は、鉄筋コンクリート造に比べて自重が小さく、木材に比べて強度があるので、大空間の建築や構想建築に用いられる。
耐火構造
骨組みを鉄鋼材でつくる鉄骨造は、不燃構造であるが、加熱に遭うと耐力が減少する。そのため、耐火構造にするためには耐火モルタルなどの耐火材料で被覆する必要がある。
防さび処理
鉄骨造は、不燃構造であり靭性が大きいが、酸に弱いことから鋼材の防錆処理を行う必要がある。
鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリート構造はコンクリートの芯に鉄筋を入れた構造で、両者の弱点を補いあって
耐震性・
耐火性・
遮音性・
断熱性・
耐久性を有する。
ラーメン構造
ラーメン構造は柱と梁(はり)が直角に組み合わさった構造である。「ラーメン」とはドイツ語で「額縁」の意味である。
鉄筋コンクリート造においては、骨組みの形式は
ラーメン式の構造が一般的に用いられる。
かぶり厚さ
鉄筋コンクリート構造のかぶり厚さとは、鉄筋の表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短寸法をいう。
ひび割れ
鉄筋コンクリート構造におけるコンクリートのひび割れは、鉄筋の腐食に関係する。
鉄筋が腐食するとコンクリートがひび割れしやすくなるよ!
中性化
鉄筋コンクリート構造が中性化すると、鉄筋がさびてコンクリートにひび割れが生じ、耐久性が落ちる。
コンクリートはpHが12~13の強アルカリ性です。
超高層共同住宅
コンクリートと鉄筋の強度は向上しており、揺れが少なく、居住性に優れることから、鉄筋コンクリート造(RC造)の超高層共同住宅建物もみられる。
鉄骨鉄筋コンクリート
鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造に鉄骨造の利点である靭性と強度を合せたものである。
SRC
鉄骨構造の柱と梁が鉄骨造(S造)、鉄筋(棒状の鉄)にコンクリートを流し込んで造るのが鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨の周りに鉄筋コンクリートで囲むのが鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)です。
それぞれの違い
地震対策
地震に対する建物の安全確保においては、揺れに耐える
耐震、揺れを吸収する
制震、揺れを受け流す
免震という考え方がある。
地震3兄弟
耐震
耐震構造は、建物の強度を上げることで建築物が地震に耐えられるようにした構造である。
耐震構造は、建物の柱、はり、耐震壁などで剛性を高め、地震に対して十分耐えられるようにした構造である。
免震構造
免震構造は、建物と基礎の間に免振装置を設置して地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを伝えないようにする構造である。
免震構造は、建物の下部構造と上部構造との間に積層ゴムなどを設置し、揺れを減らす構造である。
制震構造
制震構造は、ダンパーなどの制振装置を設置して地震の揺れを吸収する構造であり、高層ビルなどに有効である。
制震は制震ダンパーなどの制震装置を設置し、地震等の周期に建物が共振することで起きる大きな揺れを制御する技術である。
既存不適格建築物
既存建物に耐震構造を施すには、基本構造の変更を要するため取り壊しが必要となるが、
免震構造、制震構造の場合は構造の変更が不要であるため、耐震補強として
適している。
耐震構造も適していないだけで、耐震補強できないことはないよ!
ブロック造
ブロック造は耐震性に劣るので、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。
上部と基礎
建物は、建築物本体である
上部構造と、それを支える
基礎構造から成る。
上部構造
上部構造は、重力や風力・地震力などの水平荷重に耐える役目を負う
主要構造と屋根・床・壁などの
仕上げ部分その他から構成されている。
基礎
地業と基礎盤
建物の構成は、大きく基礎構造と上部構造からなる。
基礎構造は、地業(地盤に対して行う工事、杭打ち地業等がある)
と基礎盤から構成されている。
堅固に緊結
基礎は、硬質の支持地盤に設置するとともに、上部構造とも堅固に緊結する必要がある。
基礎の種類
基礎の種類には、基礎の底面が建物を支持する地盤に直接接する
直接基礎と、建物を支持する地盤が深い場合に使用する
杭基礎(杭地業)がある。
直接基礎
直接基礎とは、建物の荷重が、基礎を通じて
直接的に地盤に伝達されるもののこと。直接基礎は、基礎の底面が建物を支持する地盤に直接接し、
地盤が良好な場合や、建物が
比較的軽量の場合に用いられる。
杭基礎
杭基礎とは、
杭を打設して硬い地盤まで到達させ、その杭の上に建物の土台を築くもののことで、高層建築物などに多く用いられる。杭基礎は、建物を支持する
地盤が深い場合に使用する。
直接基礎
直接基礎の種類には、
独立基礎(独立フーチング)、
布基礎(連続フーチング)、
べた基礎がある。
- 独立基礎:各柱の位置に、その柱だけを支えるように単独で設ける基礎。
- 布基礎:壁体等の下に設ける基礎。
- べた基礎:建物の底部全体に設ける基礎。
杭基礎
杭基礎は杭の材質によって分けられ、木杭、既製コンクリート杭、鋼杭等がある。
素材
木材
木造建物を造る際には、強度や耐久性において、できるだけ乾燥している木材を使用するのが好ましい。
寿命
木材は
湿潤状態に置かれると腐食しやすくなる。また、シロアリなどの被害も受けやすい。よってこれらの対策が成されているかは
建物の寿命に影響する。
木造建築の寿命は、木材の乾燥状態や防虫対策などの影響を受ける。
鉄筋
鉄筋は、炭素含有量が多いほど、引張強度が増大する傾向がある。
熱膨張率
常温、常圧下における鉄筋と普通コンクリートの熱膨張率はほぼ等しい。
モルタル
モルタルは、砂とセメント、水を練り混ぜた建築材料である。
モルタルレシピ
コンクリート
コンクリートは、水、セメント、骨材(砂や砂利など)を混ぜたものである。
コンクリートレシピ
砂利が入って粒粒感があるのが、コンクリートなんだね
骨材
骨材とは、コンクリートの材料である砂や砂利、砕石のことである。
砂を細骨材、
砂利など粒の大きいものを粗骨材という。
最後に
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